コンパウンド入りワックスは車の外装にツヤを出し綺麗に保つ為だけでなく、塗装面についた雨染みや小傷などを消す効果を持つ、車のメンテナンスに欠かせないアイテムのひとつです。この記事では、コンパウンド入りワックスの使い方の手順をはじめ、その種類や効果、メリットについて初心者の方にも分かりやすく解説します。また、コンパウンド入りワックスのおすすめ商品についても紹介しています。大切な愛車を美しくたもつために、是非参考にしてください。
コンパウンド入りワックス(傷消しワックス)とは?
出典:Amazon
コンパウンド入りワックスとは、超極細の研磨剤が配合された車用のワックスです。車のボディーについた傷の正体は塗装面の凹みによるものです。この凹みの縁(へり)を研磨剤でなだらかにすることで目に付く傷を目立たなくすることができるのが、コンパウンド入りワックスです。
おすすめコンパウンド入りワックス14選
カーマガ@カーケミカル担当
創業75年の国産ケミカルメーカーのリンレイから発売されている傷消しワックスです。
「傷消し」「ボディの鏡面仕上げ」「ワックス」が同時に出来るコンパウンド入りワックス。
伸びの良い半練りタイプのワックスで、ホワイト系のボディ色のほか、明るい色のボディ色の車に使用することが出来ます。
タイプ | 容 量 | 付属品 |
ぺースト | 180g | 専用スポンジ |
塗装・塗色 | 傷消し機能の性能(5段階) | 使用方法 |
ホワイト/ライトブルー/シルバー/イエロー/ホワイトパール/ライトグリーン/淡色系 | 4 | ボディーに塗り込み後に拭上げ |
カーマガ@カーケミカル担当
ブラック系やダーク系のボディ色の車に使用することが出来る、リンレイのコンパウンド入りワックス。ワックスに配合されている超極細マイクロセラミックパウダーが、従来のキズ消しワックスでは落とすことが出来なかった洗車キズなどの微細なキズを消し、ボディーを鏡面に仕上げることができます。
タイプ | 容 量 | 付属品 |
ぺースト | 180g | 専用スポンジ |
塗装・塗色 | 傷消し機能の性能(5段階) | 使用方法 |
ブラック/ブラウン/ブルー/グリーン/グレー/レッド/濃色系 | 4 | ボディーに塗り込み後に拭上げ |
カーマガ@カーケミカル担当
特殊なイエローカルナバ蝋を配合し、塗装面に艶と張りを持たせるコンパウンド入りワックス。ボディ表面の汚れの洗浄からボディ表面の保護まで一度の作業で完了します。
塗りムラがほぼ無く、軽く拭き取ることが出来るので初心者の人でも簡単にワックス施工が行えます。
タイプ | 容 量 | 付属品 |
ぺースト | 340g | - |
塗装・塗色 | 傷消し機能の性能(5段階) | 使用方法 |
マット色以外の全塗色 | 5 | ボディーに塗り込み後に拭上げ |
カーマガ@カーケミカル担当
大手ケミカルメーカーの3Mから発売されている、コンパウンドがけとワックスがけが一度に出来るコンパウンド入りワックス。
ボディー色を問わず全ての色の車に使用することが出来るので、これ1本でご家庭にある全ての車に使用することができます。また液状タイプのワックスなので伸びが良く、拭き上げ作業もいらないのでカンタンに作業を完了できます。柔らかいスポンジ、またはマイクロファイバークロスなどで磨き込むことで気になる洗車キズも水アカ汚れが消えて、艶のある鏡面ボディに仕上がります。
タイプ | 容 量 | 付属品 |
リキッド | 473ml | - |
塗装・塗色 | 傷消し機能の性能(5段階) | 使用方法 |
全塗色対応 | 5 | ボディーへの塗り込みのみ |
カーマガ@カーケミカル担当
マザーズのブラジリアンカルナバクリーナーワックスのリキッドタイプです。ペーストタイプ同様、イエローカルナバ蝋を配合しており、ボディに塗り込むほど深い艶がでます。また作業中はブラジル産の「カルナバ椰子」の甘い香りが漂い、塗り込み作業を楽しく行う事ができます。液状タイプなのでワックスの伸びが良いので施工もしやすく、スムーズに拭き取りも行えます。マット色以外の全車に使用することができ、水アカや微細なキズを除去しながら深い艶のあるボディに仕上げます。
タイプ | 容 量 | 付属品 |
リキッド | 473ml | - |
塗装・塗色 | 傷消し機能の性能(5段階) | 使用方法 |
マット色以外の全塗色 | 5 | ボディーに塗り込み後に拭上げ |
カーマガ@カーケミカル担当
ホワイト系や明るいボディ色に使えるリンレイのカーワックス コンパウンドWAXのリキッドタイプ。ペーストタイプ同様、「傷消し」「ボディの鏡面仕上げ」「ワックス」が1度に可能です。リキッドタイプなので塗りやすく拭き取りも簡単です。
気になるボディーのくすみや細かなキズの箇所に塗り伸ばし、丁寧に磨き上げることで微細なキズを消しボディーに艶が生まれます。
タイプ | 容 量 | 付属品 |
リキッド | 280g | 専用スポンジ |
塗装・塗色 | 傷消し機能の性能(5段階) | 使用方法 |
ホワイト/ライトブルー/シルバー/イエロー/ホワイトパール/ライトグリーン/淡色系 | 4 | ボディーに塗り込み後に拭上げ |
カーマガ@カーケミカル担当
ブラック系やレッド系など、濃色のソリッド、パール、マイカ、及びメタリックのボディ色に使用できるリンレイのカーワックス コンパウンドWAX。ブラックやダーク系のボディ色で目立つ洗車キズや雨ジミを消し、ボディを鏡面のように仕上げることが出来ます。リキッドタイプなのでよく伸び、ペーストタイプに比べ塗りこみが楽になります。また拭き取りもマイクロファイバークロスなどでサッとふきとれるので難なくワックスがけをすることができます。
タイプ | 容 量 | 付属品 |
リキッド | 280g | 専用スポンジ |
塗装・塗色 | 傷消し機能の性能(5段階) | 使用方法 |
ブラック/ブラウン/ブルー/グリーン/グレー/レッド/濃色系 | 4 | ボディーに塗り込み後に拭上げ |
カーマガ@カーケミカル担当
ソフト99から発売されているホワイト車用(※パール・メタリックが入った車は除く)のキズ消しコンパウンド入りワックス。
ソフト99は日本初の自動車用ワックスを発売したケミカルメーカーで、1954年に創業しおよそ70年間にわたり、車向けメンテナンス用品を開発している老舗の会社です。
ボディ表面のひっかきキズや擦りキズを消して、くすんだ印象から艶のあるボディに仕上げることができます。施工後の光沢感や撥水機能は高いですが、研磨機能は他のメーカーよりソフトな印象です。
タイプ | 容 量 | 付属品 |
ぺースト | 200g | 専用クロス |
塗装・塗色 | 傷消し機能の性能(5段階) | 使用方法 |
ホワイト | 3 | ボディーへの塗り込みのみ |
カーマガ@カーケミカル担当
ソフト99から発売されている、パール系やメタリック系のボディー色向けのコンパウンド入りワックスです。従来の製品でのワックス作業で必要であった「乾燥」や「拭き取り」などの面倒な作業が必要ないため、このワックスを使うことで短い時間でボディーのメンテナンスを行うことが可能です。
タイプ | 容 量 | 付属品 |
ぺースト | 200g | |
塗装・塗色 | 傷消し機能の性能(5段階) | 使用方法 |
パール / メタリック系塗色全車 | 3 | ボディーへの塗り込みのみ |
カーマガ@カーケミカル担当
ソフト99からブラック色ほか、濃色系ソリッド塗色向けのコンパウンド入りワックス。
配合されている超微粒子のコンパウンドが、ワックスがけと同時に塗装面のキズを消します。ワックス施工も付属の専用クロスにワックスを適量取ってボディに塗りこむだけで作業が完了。本シリーズの他色の製品と同様に、「乾燥」や「拭き上げ」といった作業は要らず、短時間の簡単作業で艶のあるボディに仕上げることが出来ます。
タイプ | 容 量 | 付属品 |
ぺースト | 200g | 専用クロス |
塗装・塗色 | 傷消し機能の性能(5段階) | 使用方法 |
ブラック/ブラウン/ブルー/グリーン/グレー/レッド | 3 | ボディーへの塗り込みのみ |
カーマガ@カーケミカル担当
アクスのラクラクWAXには、高品質な光沢を生み出すためのコンパウンドとワックスが組み合わされています。コンパウンドの配合により、ボディのきめ細かな小さな傷を取り除きながらワックスを施すことができます。マイクロクロスなどでの従来のワックスの拭き取り作業と比べ、吹き上げ時に感じる抵抗が非常に少なく、力を入れずに拭き取ることが可能です。手軽に小傷が除去でき、同時にボディに艶と光沢を与えることができます。プロフェッショナル向けの業務用ワックスを自宅で簡単に施工することができます。
タイプ | 容 量 | 付属品 |
リキッド | 500cc | - |
塗装・塗色 | 傷消し機能の性能(5段階) | 使用方法 |
全塗色対応 | 4 | ボディーに塗り込み後に拭上げ |
カーマガ@カーケミカル担当
ホルツから発売のホワイト、イエロー、ベージュ色向けコンパウンド入りワックス。
柔らかいペーストタイプでボディに伸び広げやすく、またワックス切れも良いので力を入れずに拭き取りができワックス掛けの作業が短時間でカンタンに行うことが出来ます。
塗装面を深みのある光沢に仕上げるカルナバロウ配合のため、くすんだ印象の車を艶深い新しい車のような印象に仕上げることができます。
タイプ | 容 量 | 付属品 |
ぺースト | 180g | 専用スポンジ |
塗装・塗色 | 傷消し機能の性能(5段階) | 使用方法 |
ホワイト / イエロー / ベージュ等 | 2 | ボディーに塗り込み後に拭上げ |
カーマガ@カーケミカル担当
ホルツのプラチナコンパウンドシリーズのシルバー色ほか、淡色向けのコンパウンド入りワックス。ボディーのくすみの原因のひとつの洗車キズや微細なキズを、高性能の超微粒子コンパウンドで磨き消します。塗装の表面を整え、深みのある光沢のボディーに仕上げることが出来ます。
タイプ | 容 量 | 付属品 |
ぺースト | 180g | 専用スポンジ |
塗装・塗色 | 傷消し機能の性能(5段階) | 使用方法 |
シルバー / グレー / ベージュ / ピンク / イエロー / ライトグリーン / ライトブルー | 2 | ボディーに塗り込み後に拭上げ |
カーマガ@カーケミカル担当
ホルツのプラチナコンパウンドシリーズのブラック色やホワイトパール色ほか、濃色向けコンパウンド入りワックス。洗車キズや水アカの除去以外にも、油汚れやピッチタールの除去も可能です。高性能超微粒子コンパウンドが、濃色の車で目立つ小キズや水アカ汚れを消し、保護成分のカルナバロウでボディー表面を深い艶と光沢のある印象の車に仕上げます。
タイプ | 容 量 | 付属品 |
ぺースト | 180g | 専用スポンジ |
塗装・塗色 | 傷消し機能の性能(5段階) | 使用方法 |
ブラック / ダークレッド / ダークブルー / ダークグレー / ダークグリーン / ホワイトパール | 2 | ボディーに塗り込み後に拭上げ |
ワックスがけに重宝するお役立ち3アイテム
カーマガ@カーケミカル担当
ワックスの塗り込みや磨き込みに使用する高密度のスポンジです。
再使用のスポンジを使用したワックス塗り込み時に不要なキズを付けない様にするための替えのスポンジに最適です。
カーマガ@カーケミカル担当
マスキングテープシェアNo1の3M社製のマスキングテープ。
メッキ部分やガラス面、樹脂パーツなどワックスの付着を防ぐため、ボディ面との境界に使用することで作業効率が向上します。
カーマガ@カーケミカル担当
カーコーティングのプロショップKeeper技研から発売している拭き上げ用マイクロファイバークロス。超極細繊維が洗車後の水滴やワックス施工時のワックスをしっかり掴むので、一回の拭き上げでしっかり仕上げることが出来ます。洗車時の拭き上げ、またワックスの磨き込みや拭き上げ時のほか、キズが付きやすい内装パーツのお手入れにも使用することが出来ます。
コンパウンド入りワックスのメリット
コンパウンド入りのワックスのメリットは、配合されているコンパウンドにあります。
コンパウンドが配合されていないワックスに比べ研磨力があるため、車の表面についた細かい傷や汚れを落としやすいのがメリットです。
また、車の塗装のくすみや色あせの原因は紫外線や酸化物質と言われており、これらのダメージから車の塗装を守る事ができるのもメリットのひとつです。
コンパウンド入りワックスの種類
出典:shutterstock
コンパウンド入りワックスには、車のボディーカラーによって異なる種類があります。
ここからは各ボディーカラーに対応するコンパウンド入りワックスの違いについて解説します。
自車に合った種類のコンパウンド入りワックスを使用することで、ワックスの十分な機能を得ることができますので、是非参考にしてください。
ホワイト&シルバーメタリック系塗色車用コンパウンド入りワックス
ホワイト系またはシルバーメタリック系ボディーカラー用のコンパウンドは、汚れやシミ、小傷を消しやすい特徴があります。ダーク系カラー向けのコンパウンド入りワックスよりも研磨成分の粒子が大きいため、汚れや小傷を落とすのに優れています。
ダーク&ダークメタリック系塗色車用コンパウンド入りワックス
ダーク系またはダークメタリック系ボディーカラー用のコンパウンドはボディーカラーのブラック色やダーク色の艶を引き出し、より光沢を与える特徴があります。ホワイトカラー向けのコンパウンド入りワックスより研磨力がマイルドなため、汚れ落としや小傷消しの際はより丁寧に磨きをかけることで汚れや小傷をしっかり落とすことができます。
全塗色対応コンパウンド入りワックス
全塗色対応のコンパウンド入りワックスは、ボディーカラーを問わず使用することが出来ます。研磨力はマイルドなため、ダーク系ボディーカラーの車にも安心して使用することが出来ます。塗り込み後の拭き取りが楽な液状タイプの商品が多く、初心者の人でもかんたんに扱えるワックスです。
コンパウンド入りワックスの使い方
車両の丁寧な洗車と拭き上げ
コンパウンド入りワックスを塗り込む前には洗車をして、しっかりと拭き上げます。
汚れやホコリが乗ったままコンパウンドワックスを塗り込むと、ボディの表面にキズを付けてしまう恐れがありますので、丁寧に洗車を行います。
エリアを分けてワックスを塗り込む
実際にワックスを塗り込んで行きます。塗り込む際にはルーフ、ボンネット、ドアパネル、フェンダーなど車の塗装部分ごとに施工するエリアを分けて施工します。
ワックス塗り込む際に気を付けるポイント
気温が高い時期の直射日光の下での作業は避ける
ワックスの塗り込み作業をする際に気を付けるポイントとして、気温が高い時期の直射日光の下での作業は避け、日陰がある場所での作業を行ってください。太陽の熱によってワックスが早く乾いてしまい、ボディーにこびり付いてしまう場合があります。また、車の表面が高温になっている場合も、手の平を当てられる程までボディー表面を冷ましてからワックスの塗り込みを行ってください。
風の強い日の作業は避ける
風の強い日の作業も避けて施工を行ってください。
砂や汚れが舞い、ワックスの塗り込みの途中で砂などが付着し、そのまま砂と共にワックスを塗り込んでボディーにキズがついてしまう恐れがあるため、風の強い日は避けて作業を行います。
ガラス面へのワックス付着に気を付ける
ワックスの塗り込みの際にはガラス面にワックスが付着しないように注意します。
ワックスがガラス面に付着すると、視界が悪くなったりガラスの透明感が損なわれたりする可能性がありますので、ガラス面にはワックスを塗らず、塗装面にのみ塗り込むようにしてください。
ワックスの塗り込み前にガラス面周辺にマスキングテープを貼れば、ガラスの縁を保護することができるので、より安心してワックスの塗り込みができます。
メッキパーツへのワックス付着に気を付ける
ガラス面と同様に、メッキパーツにもワックスが付着しないように注意が必要です。
ワックスがメッキパーツに付着するとメッキ本来の輝きが損なわれ、見た目にも影響が出てしまいます。もしワックスが付着してしまっても、すぐに拭き取れば問題ありませんが、メッキパーツの縁にもマスキングテープを貼ってワックスが付着しないようにするとより安心です。
コンパウンド入りワックスの塗り込み方
ワックスを塗り込む際は、付属の塗り込み用スポンジを使います。スポンジに小指の大きさ程のワックスを取り、縦方向に均等に塗り広げ、その後は重ね塗りをする様、同じエリアを横方向で塗り広げます。小さな傷や細かい傷、くすみが気になる部分にはワックスを重点的に塗り込むことでキズが目立たなくなり、光沢のある艶やかな状態に仕上がります。作業中に塗り込みスポンジを地面に落としてしまった場合は、新しいスポンジを使用します。これは細かい砂や小さな石による車のボディーへのキズを防ぐ為です。
予備のスポンジが無い場合は、落としてしまったスポンジをよく洗ってから使用してください。
ワックスをしっかり拭き取り仕上げる
ワックスを塗り込んだ後は柔らかいクロスで拭き取ります。拭き取りの際は、力を入れずに優しく行うことがポイントです。これにより、愛車の外装を美しく仕上げることができます。
まとめ
いかがでしたでしょうか。コンパウンド入りのワックスは車の外装の艶出しだけではなく、塗装面に付着した雨染みを取り除いたり、小傷を目立たなくする効果があります。定期的なワックスがけによるメンテナンスは、車をより魅力的に魅せるだけでなく長期的に愛車の価値を維持するのにも役立ちます。今回は幅広い車両に使用することが出来るおすすめの商品を紹介しましたので、愛車の状態や作業の目的と照らし合わせて状況に沿う商品探しの参考にしていただければと思います。