ヘッドライトの黄ばみ・曇りを自分で除去！おすすめヘッドライトクリーナー５選

前方を明るく照らすだけでなく車の表情や魅力をきめる「ヘッドライト」。車を長く乗っていると、このヘッドライトが黄ばんだり曇ったりすることがあり、せっかくの愛車が古めかしく見えてしまいます。またこの黄ばみや曇りがひどくなると車の魅力や印象を損なうだけでなく、ヘッドライトの照度が落ちてしまい、最悪のケースだと車検に通らないこともあります。

この記事は、ヘッドライトの黄ばみや曇りを自分で除去できるヘッドライトクリーナーを厳選して紹介していきます。車の事を詳しくない人でも自分に合ったヘッドライトクリーナーを選択できるように選び方についても詳しく解説していますので、ぜひ読み進めて頂ければと思います。

ヘッドライトの曇りの原因は樹脂素材の劣化

ヘッドライトはポリカーボネート樹脂というプラスチック素材で出来ており、プラスチックの種類の中でも最高の耐衝撃性があります。しかし紫外線や熱に弱いという側面もあり、ヘッドライトが紫外線や熱に長い期間さらされると表面が劣化して白く曇りはじめ、次第に曇った部分が変色して黄ばみとなってしまいます。

ヘッドライトの黄ばみや曇りの除去は自分で除去できる！

車のヘッドライトの曇りや黄ばみは自分で除去することが出来ます。
以前は修理工場にてヘッドライトの交換、または専門業者にてヘッドライト表面の研磨をしてもらうかの選択しかありませんでしたが、現在は誰でもカンタンに施工ができるヘッドライト専用のクリーナーが販売されている為、自分でヘッドライトを綺麗にすることができます。
ヘッドライトクリーナーとは、劣化し曇りや黄ばみが発生したヘッドライトのレンズ表面の劣化した樹脂や汚れを剥がし落とし、再びクリアな状態に戻すための専用クリーナーのことです。

黄ばみと曇りを除去するヘッドライトクリーナーの選び方

ヘッドライトクリーナーは成分や施工タイプによって、処理できる汚れの量や効果の持続期間が異なります。
ここではヘッドライトクリーナー選ぶ際に必ず抑えておきたいポイントをご紹介します。

施工の手軽さ簡単さの一般用と専門業者並の本格施工の業務（プロ）用

数あるヘッドライトクリーナーの中には一般用と業務（プロ）用の商品があります。
一般用に多いのは、施工が簡単に出来るように必要な道具がすべてパッケージ化されており、車に詳しくない人でも手軽に作業が行えます。価格は200円程～2,000円程度と手軽に購入することができ、修理工場や専門業者に依頼するよりも断然安く済みます。しかし、ヘッドライトの中が見えない程の黄ばみや汚れがあるヘッドライトには効果がない場合もあるので、その際はまず専門業者に相談してください。

一方、業務用のヘッドライトクリーナーは高価な液剤やクリーナーが多く、5,000円～10,000円の価格帯が主流です。液剤の除去性能が高く、黄ばみや曇りを短時間で除去できるのが特徴です。しかし、クリーニング作業の前にヘッドライトの研磨処理が必要であったり施工後に保護膜の塗装が必要であったりと、慣れていないと難しい作業もあるため、かなりの上級車向けと言えます。

クリーナーの成分と効果を確認して、自分の車の状態に合った商品を選択する

ヘッドライトクリーナーには、大きく分けて2つの成分タイプのクリーナーが存在します。
１つ目はヘッドライトの黄ばみや汚れを削り落とす研磨剤入りのヘッドりとクリーナーで、ヘッドライト表面の黄ばみや汚れを研磨剤で磨き落とします、
黄ばみが出てしまっているヘッドライトには、こちらの研磨剤入りのヘッドライトクリーナーがおススメです。

２つめはと溶かして落とす有機溶剤が入ったクリーナーで、短時間でヘッドライト表面の成分を汚れを溶かして取ることができます。しかし商品によっては、ヘッドライトの汚れ以外の部分も溶かしてしまうため、それが原因でさらに曇ってしまう場合もありますので注意が必要です。有機溶剤のクリーナーを使用する際は比較的劣化の少ない年式の新しい車への施工をお薦めします。

クリーナーの耐久性と持続性で選ぶ

ヘッドライトクリーナーにはクリーニング効果が持続する耐久性能が高いクリーナーも販売されています。
このクリーニング効果の持続期間が長いほど、お手入れの頻度も少なくなります。またヘッドライトのクリーニングはヘッドライト表面の研磨をするため、少なからずダメージを受けます。一時は綺麗になるヘッドライトも、このダメージが黄ばみや汚れの原因となる場合もあります。

クリーニング効果の持続期間が長くなることで黄ばみや曇りの発生が抑えられるのため、クリーニング後の綺麗な状態を保つことができます。またクリーニングの回数が減るのでヘッドライトへのダメージも軽減されるので、ヘッドライト交換などの大きな出費を避けることができます。

ヘッドライトの黄ばみや曇りを落とすオススメのヘッドライトクリーナー５選

リンレイ　ウルトラハードクリーナー＆コーティング ヘッドライトカバー用

研磨剤を使わずガンコな表面の曇りや黄ばみをしっかり落とすクリーナー

特殊洗浄成分が配合されたの強力溶解クリーナーがヘッドライトの劣化層や汚れを溶かし落とすので、ヘッドライトの表面を磨く作業が不要です。また、磨かない施工はヘッドライト自体へのダメージが極めて少ないため、物理ダメージによるリスクや高額なお金を掛けずに綺麗なヘッドライトを維持する事が出来ます。
またクリーニング後に施工するコーティングは、一皮剥かれた状態のヘッドライトの表面に極厚の皮膜を形成し、再劣化や汚れ、走行中に受けるダメージからヘッドライトを保護します。クリーニング効果の持続期間も最長で2年間と、きれいな状態を長くキープする事が出来ます。

一点残念な点としては、保存ができない使い切りタイプのため余ったクリーナーとコーティングは処分しなければなりませんのでコストパフォーマンスは良いとは言えないかもしれません。
しかし、クリーニングのクオリティーや簡単に施工できること、またクリーニング効果の持続期間が2年と長いところなど、ヘッドライトクリーニングという用途ではとても満足することができます。

あまり手間を掛けずに綺麗に仕上げたいという方にはおススメの商品です。

ルックス（LOOX）　ヘッドライト クリア＆プロテクト

擦らない塗るだけの作業なのに黄ばみや汚れを浮かせて強力除去するクリーナー

ルックスのヘッドライトクリア＆プロテクトは、Amazonで一番売れているヘッドライトクリーナー。
付属のクロスにディープクリーナーを載せヘッドライトに塗るだけで、黄ばみ汚れがみるみる浮き上がってきます。一度に落ちない頑固な曇りや黄ばみ汚れも、何度かディープクリーナーを塗る事でヘッドライト本来のクリアに近づきます。一点、汚れがひどい、何度もディープクリーナーを塗る必要がある車には、付属のクロスが足りなくなる場合があります。その場合に備え、マイクロクロスなど毛羽立ちしない柔らかいクロスを併せて買っておいても良いかもしれません。

クリーニング後に施工するコーティングは、硬質ガラスコートの液剤がヘッドライト表面の細かな傷を埋めて透明感を復活させます。またこの硬質ガラスコートは紫外線や高熱によって再び起こってしまうヘッドライト表面の再劣化を、硬度6H(6Hの鉛筆でも傷がつかないという硬さ)のぶ厚い皮膜を形成して防ぎます。施工可能な個所もヘッドライトの他、テールランプやサイドバイザーなど樹脂素材に広く使うことができますし、保存も可能なのでコストパフォーマンスにも優れています。

コストパフォーマンスと作業の簡単さとクリーニング効果のバランスが取れたヘッドクリーナーなので、初めてヘッドライトクリーニングをする人におススメのクリーナーです。

スリーエム（3M） ヘッドライトクリーナー コーティング 磨き セット

研磨タイプのクリーナーの中でも手間無くヘッドライトの透明感を戻すクリーナー

自動車用のカーケア用品を多く開発しているメーカーの3Mが開発したヘッドライトクリーナー。
従来のヘッドライトクリーニング施工方法の「研磨」→「保護コーティング」を手軽に出来るように商品化したパッケージです。
塗るタイプのヘッドライトクリーナーと比べると施工の難易度は少しあがるものの、透明感のあるヘッドライトレンズ復元力やコーティングの持続期間など、性能の高いヘッドライトクリーナーのひとつです。
作業に必要な材料はパッケージに含まれているので、追加で「水」「スプレーボトル」「ペーパータオル」「マスキングテープ」「きれいな乾いたクロス」の用意が必要です。

車のメンテナンスに慣れている人向けの商品ですが、初心者の方でも一つずつ作業手順を追っていけば十分に施工できます、
ヘッドライトクリーニングの仕上がり状態を重視する人におススメする商品です。

ワコーズ（WAKO’S） HC-K ハードコート復元キット

プロの現場で多く採用されている信頼のメーカーが作ったヘッドライトクリーナー

ワコーズは全国の自動車ディーラーやモータース、カスタムショップやチューニングショップなど整備のプロたちの現場で製品がが採用されているプロユースの自動車用品メーカー。そのワコーズから発売されているHC-K ハードコート復元キットは、もともとヘッドライト表面に施されていた「劣化して黄ばんだハードコート」を、クリーナーであるベース処理剤が素早く除去します。
ヘッドライトの汚れや黄ばみが完全に除去できた後は、除去したハードコートの代わりにヘッドライトコート剤を塗布します。
このヘッドライトコート剤は常温で硬化した後、耐候性・耐久性・密着性に優れたガラス状の硬質被膜を形成し、長期間ヘッドライトカバーを保護します。
ヘッドライトクリーニングの効果を長く持続されたい方におすすめのヘッドライトクリーナーです。

キーパー（KeePer）コーティング専門店のヘッドライトクリーナー&コート

アルカリ性の洗浄剤と研磨剤のチカラで黄ばみを強力に除去

普段の洗車では黄ばみやくすみを落とす事が難しいですが、キーパーのヘッドライトクリーナーはアルカリ洗浄剤と微粒子研磨剤の2つの汚れ除去成分が含有されており、ヘッドライトに付着したガンコな黄ばみ汚れをきれいに除去します。
また、クリーニング後に塗布する仕上げのガラス系のコーティング剤が、汚れの付着を防止し黄ばみの再発を防止しヘッドライトの光沢を維持します。

用途タイプは業務用ながらも、施工に必要な道具はすべてパッケージされており、また施工方法も誰でも簡単に出来るほどシンプルなので、メンテナンス初心者の人や女性でも安心して使えるクリーナーです。

まとめ

透明で綺麗なヘッドライトは車の年式や古さを感じさせず、そのクルマ本来の魅力を与えるのはもちろんのこと、乗っている人の車へのこだわりや愛着などの印象も感じ取ることができます。
綺麗で美しいヘッドライトを維持するためには、半年に一度の定期的なヘッドライトのコーティングが欠かせません。しかし、車のメンテナンスを行わない人にとっては中々意識が回らない部分でもあります。
現在は、曇りや黄ばみが発生してしまっても、透明感のある綺麗なヘッドライトを復元できる性能の高い商品が数多く販売されています。
この記事では、曇りや黄ばみを取り除いて綺麗なヘッドライトを取り戻すためのヘッドライトクリーナーを紹介しました。車のメンテナンス初心者の人でも自分で作業が出来る商品を厳選しましたので、ヘッドライトクリーナー選びに迷ったときには是非参考にしてみてください。