普段何気なく乗っている車ですが、室内は綺麗に見えていても実は結構汚れていたりします。
いざ車内のクリーニングをし始めてみると「飲み物のこぼれ跡や食べ物カス、細かな砂やホコリに手を焼かされて毎回のクリーニング時に手間と時間が掛かってしまう。」そんな経験をされている人も少なくないのではないでしょうか。
また「家庭にある道具だけでは、しっかり綺麗にすることができなかった。」という人もいると思います。
そこで今回この記事では、車の室内クリーニングをする際に役立つ便利グッズをご紹介していきます。
掃除が楽になるだけでなく、時短もできて車内のクリーニングが誰でも満足に仕上げられるおすすめのアイテムを紹介していきますので是非参考にしてください。
編集部オススメ!自分で車内清掃をする際の便利グッズのご紹介
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車内の清掃をする前の事前準備
車内の掃除を始める前に事前に必要な準備についてご紹介します。
事前の準備をすることで掃除の効率があがり、また車内をしっかり清潔にすることができます。
事前準備の項目は下記の4つです。
助手席の前にある大型の小物入れ(グローブボックス)や車内中央にあるセンターコンソールボックス、ドアポケットにも荷物や書類が入っていると思いますので、車の掃除を機に整理することをおすすめします。
フロアマットの乾燥
効率よく車内の清掃をを行うために、足元に敷いてあるフロアマットは陽射しに直接当ててカラカラに乾かせます。
フロアマットが濡れたり湿ったりしていると、付着した汚れが落ちにくく沈着した汚れも浮かせることができません。マット底に溜まった汚れを浮かせて落とすため、フロアマットをしっかり乾燥させることがポイントです。
冬時期などの気温が低い時期は、作業する前日から乾燥させておくのが効果的です。
シートの汚れを叩き浮かす
次に、シートに沈着したホコリを布団叩きなどで叩いて浮かせます。シートを叩くことで、シートにたまったホコリや食べカス、ダニやノミの死骸などの汚れをしっかり取り除くことができます。
車内の荷物やフロアマットを外に移動したら、床やシートの下に落ちているゴミや石を取り除きます。
大きいゴミを先に取り除くことで、後の掃除機掛けがとても楽になりますのでこの作業も併せて行っていただければと思います。
車内清掃の手順
車内をきれいに仕上げるぽい掃除の順番がきれいに仕上げるポイントとなります。
基本的には車内の上部から下部に向けて掃除をすることで、同じ場所を2度掃除するなどの手間を省くことができます。
ここからは効率よく奇麗に車内清掃ができる手順とその方法についてご紹介します。
フロアマットの清掃と洗浄
車内の中で一番汚れやすいのが、床に敷いたフロアマットです。見ただけでは汚れが気にならなくとも、小石や砂やホコリなど、たくさんの汚れがマットの底に溜まっています。
ここからは汚れやすいフロアマットを綺麗にする方法と手順をご紹介します。
フロアマットの下面を叩いて沈着した汚れを落とします
乾かしたフロアマットを裏側からふとん叩きで叩いて、毛足の奥に溜まった砂やホコリをたたき出します。
表面に浮き出た汚れを掃除機で吸い取る
叩いて浮かしたマット表面の砂やホコリを吸い取ります。ホコリの中にはダニやノミの死骸や雑菌なども含まれており、悪臭やアレルギーの原因にもなるので念入りに行います。
スチームクリーナーを利用してガンコな汚れの除去と雑菌の除去を処理を行います
高温のスチームを吹きかけて掃除機では取り切れなかったガンコな汚れやダニやカビ菌を除去します。
洗濯用洗剤を使ってマットの汚れを洗い落とします
バケツを用意し、40℃程のお湯に洗濯洗剤を溶か入れます。粉末洗剤は溶け辛いため、液体タイプの洗濯洗剤の使用がおすすめです。
ブラシを洗濯洗剤の溶液に浸けたあと、フロアマットの表面を叩きながら汚れを落としていきます。
汚れが酷い場合は洗濯洗剤ではなく中性洗剤に替えて使用します。
洗剤を洗い流します
洗剤を使った洗浄が完了したたら、洗剤と汚れを洗い流します。
洗剤で落ちない汚れが残っている場合は再度スチームクリーナーを当てて汚れを落とし、最後に水で洗い流します。
柔軟剤を使用して除菌・抗菌・消臭処理をします
フロアマットを除菌抗菌ができる柔軟剤に30分から1時間ほど浸して除菌と抗菌処理を施します。柔軟剤に浸した後のすすぎ作業は必要ありません。
フロアマットの乾燥をします
柔軟剤に浸したら水分を切ってフロアマットを乾燥させます。できる限り水気を絞り取ってから風通しの良い場所に吊るして干します。
半乾きの状態でフロアマットを使用すると雑菌が増殖してカビの発生や悪臭の元になるので完全に乾かすことが重要です。
シートの汚れ・ホコリ落とし
車の座席の汚れの程度は使用頻度によって異なりますが、 長時間運転したり子どもやペットを乗せる機会が多い車の座席は汚れも多く、併せてダニの死骸やカビや雑菌なども堆積しています。これらの汚れは美観を損なうだけでなく、アレルギーの原因ともなって車内の空気を汚染する場合もあります。
座席の汚れを確認するには見た目だけでなく、臭いを嗅いだりや触ったりして確認することが重要です。
ここからは車のシートの清掃手順と方法をお伝えしますので、是非チェックしてみてください。
シートに掃除機をかける
まずはじめに、各シートに掃除機をかけます。
事前の準備でシートを叩いて浮かせておいたホコリや汚れを掃除機で吸い取ります。
シートクリーナーを使用してシートのクリーニングを行います
シートの素材に合ったシートクリーナーを使用します。大まかにはファブリック(布地)、合皮、本革の3種類のシートに分けられます。使い方は柔らかいマイクロファイバークロスにクリーナーを適量取り、シートの汚れている部分全体を力を入れすぎずに拭き取ります。ガンコな汚れの場合には、一度で拭き取ろうとはせず数回に分けてクリーニングすることがポイントです。シートの汚れている部分のほか汚れの周囲、または全体も一緒にクリーニングをやればシートのリフレッシュになり、室内全体が締まります。クリーナーでクリーニングした後は、よく絞った水拭きのマイクロファイバークロスを使ってクリーナーの成分をしっかり拭き取ります。
天井の汚れ落とし
車の天井の清潔さについては普段気にもかけないのが普通ですが、実は車内の綺麗な空気を保つことと車内の天井を清潔に保つことはとても密接な関係にあります。
車の天井には空気中の汚れや雑菌、喫煙者の方が乗る車にはタバコのヤニが付着します。また、車内での飲食で天井に食べ物カスや飲み物が付着することもあります。これらの汚れを放置するとダニ死骸やカビ、その他に雑菌などが湧いて車内の空気と一緒に浮遊します。これらアレルギー物質を吸ってしまい健康に影響を及ぼすこともあります。
ここでは天井を綺麗に清掃するための手順や方法を説明しますので参考にしてみてください。
新聞紙やビニール袋で内装を保護します
水滴で濡れないように内装の上に新聞紙やビニール袋を敷いて保護します。
レザーシートや合皮シートの場合は、水滴でシミになる場合があるのでビニール袋で完全に覆うことがおすすめです。
車内専用の洗浄スプレーで汚れた部分をクリーニングします
車内専用洗剤を天井の表面にムラなく吹き付けてマイクロファイバークロスで拭いて汚れを落とします。
落ちにくい汚れは洗剤を吹き付けた後にブラシでブラッシングをして汚れを浮かせます。
ブラシが入らない狭い場所には歯ブラシでブラッシングをして汚れを浮かし取ります。
洗剤をクロスで拭き取る
専用洗剤でのクリーニングが終わったら、固く絞った水拭きマイクロファイバークロスで洗剤を拭き取ります。
ある程度水拭きをしたら、一旦マイクロファイバークロスを水で流して洗剤を落としてください。
内装の清掃
車の内装の清掃は車内の美観だけでなく健康上の理由でも大切です。車内の掃除を長く怠ってしまうと汚れや雑菌が溜まってしまい、密室の車内では宙に舞ったそれらアレルギー物質を吸ってしまい、健康に悪影響を与えてしまう場合もあります。身体への影響のほか蓄積したホコリや汚れが、ナビやオーディオなど車両の機器類の不具合を引き起こすこともあります。
ここからは、車の内装清掃の手順と方法についてお伝えしますので、定期的に車内を掃除して車内を清潔に保つ参考にしてみてください。
エアコンの吹き出し口の清掃
空気が常に流れているエアコンの吹き出し口は、ホコリや汚れが溜まりやすい場所の一つです。
エアコンの吹き出し口の掃除方法は、綿棒を使って汚れやホコリを落とします。綿棒の先を少し濡らしエアコンの吹き出し口のフィンの汚れを拭き取ります。割りばしの先にタオルを輪ゴムで巻き止めた道具でも同じようにフィンの汚れを拭き取る事ができますので、是非試して頂ければと思います。
ホコリや汚れが溜まるとエアコンの風で車内に舞ってしまいます。車内に舞った汚れやホコリは、無意識に吸ってしまいアレルギー性の鼻炎や喘息などを引き起こす原因ともなりかねませんので、3か月に1回の掃除をお勧めします。
ドリンクホルダーの清掃
ドリンクホルダーには、こぼれた飲み物のべた付いた汚れが付いていることがあります。これは、こぼれた飲み物の中の糖分や油分によってべた付きを起こしドリンクホルダーにこびり付いてしまう為です。
ドリンクホルダーの掃除方法は、濡れた雑巾またはマイクロファイバークロスで汚れを拭き取ります。汚れが落ちにくい場合は内装用のウエットシートなどを使用するか、お湯に中性洗剤を少量混ぜ入れた溶液に別の雑巾やマイクロファイバークロスを漬け、軽く絞った後に汚れ部分を拭き取ります。汚れが落ちたら、洗剤の成分を拭き取るため水拭き雑巾で再度拭きあげます。
汚れた状態が長期間だとドリンクホルダーにシミが残る場合や雑菌やカビが生える場合もありますので、3か月に1回の掃除または気が付いた際にウエットティッシュなどで拭き取るなどすると清潔を保つ事ができます。
小物入れ・ドアポケットの清掃
小物入れやドアポケットにはホコリが溜まりやすく、またドアポケットは皮脂の汚れや黒ずみが付着している場合があります。
小物入れやドアポケットの掃除方法は、濡れた雑巾またはマイクロファイバークロスで汚れとホコリを拭き取ります。チリやホコリが溜まっている場合は、掃除機で吸ってから作業を行うと効率的です。
皮脂汚れや食べ物の油汚れなどは中性洗剤を混ぜ入れた溶液に漬けた雑巾やマイクロファイバークロスで水拭きをするか、内装用のウエットシートを使って拭き取ります。
中性洗剤の溶液を使用した場合は水拭き雑巾やマイクロファイバークロスで洗剤の成分を拭き取ります。
ドアポケット部の一部が合成皮革や本革の車の方は、革用のクリーナーを使用して掃除を行ってください。中性洗剤などを使用して拭き取りを行う場合はシミになる恐れがあるので、まずは目立たない場所で試して頂き問題が無いことを確認できれば全体を拭きあげて仕上げてください。
ダッシュボード周りやハンドル周りの拭き掃除
ダッシュボードは樹脂素材でできている車が多く、水拭きで拭きあげれば大体の汚れを落とすことができます。
水またはぬるま湯に浸した雑巾やマイクロファイバークロスを固く絞り、ダッシュボードの表面のホコリや汚れを拭き取ります。
ハンドル周りのウインカーレバーやハンドルのチルト部など、狭くて手が入らない場所にはホコリが溜まりやすいため、拭き掃除の前にエアーダスターを使用することでホコリや汚れを吹き飛ばすことができるためお薦めです。
ハンドル周りは樹脂素材やプラスチック素材で出来ている車が多い為、ダッシュボード同様に水拭きでホコリや汚れを拭き取って掃除をします。
内装の艶出し剤をダッシュボードとハンドル周りの仕上げで使うことで、光沢がでて美しい仕上がりになるだけでなく、ホコリや汚れの付着を防ぎ、また素材の保護成分が樹脂やプラスチック素材を熱や経年劣化から守ってくれるのでお試しいただきたいアイテムの一つです。
ドアの内側の拭き掃除
車の内側ドアの素材はダッシュボードと同じく樹脂素材で出来ている車が多い為、ほとんどの車は水拭きで仕上げることができます。
しっかり絞った雑巾かマイクロファイバークロスでドアの内側を拭きあげます。ドアの上部から下部に向けて順に拭きあげることで拭き跡が残りにくくなります。拭き跡が気になる場合は、乾いたマイクロファイバークロスで乾拭きします。
水拭きで落ちない汚れや、黒ずみが酷いドアの桟には食器用中性洗剤を希釈した水溶液か内装専用のクリーナーを使用して汚れを落とした後、水拭きでクリーナーをしっかり落として仕上げます。柔らかい布で内側のドアを拭き取ります。
タバコのヤニの臭いは水溶性のため、水拭きで臭いを軽減することができますが、ペットなどの皮脂汚れは専用のクリーナーを使用して落とすのが有効です。
フロア(床)の清掃
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ガラスの拭き掃除
窓ガラスの汚れは、水拭きで拭きあげることでほとんどの汚れを落とすことができます。
ガラスの拭き掃除では、内外と水拭き乾拭き用それぞれ4枚の専用の雑巾やマイクロクロスを用意します。
水、またはぬるま湯に浸した雑巾、またはマイクロクロスを固く絞り水拭きでガラス表面の汚れを拭き落とします。
汚れが落ちたら、乾いたマイクロクロスで吹きあげて水拭きの拭き跡を除去します。
油染みやタバコのヤニ汚れが酷い場合は、ガラス専用の家庭用洗剤を吹き付けて水拭きの雑巾、またはマイクロクロスで拭き落とします。油染みやヤニ汚れが落ちたら、洗剤の付いていない水拭きの雑巾、またはマイクロクロスで水拭きをして最後に乾拭きで拭き跡を除去したらガラスの拭き掃除は完了です。
一緒に外側ガラスの撥水コートを施工されたい方は次の記事を参考にしてください。
車内の除菌や消臭
車の車内は外部の空気と接触しやすく、細菌やウイルスが繁殖しやすい環境です。また、使用者によってはタバコのヤニやペットの皮脂などの不快な異味が残ることもあります。そのため、車内の除菌や消臭は、健康上や快適性上の理由から重要です。除菌や消臭には、消毒スプレーや空気清浄機を使用することができます。また、定期的な掃除や空気の浄化も有効です。
日頃のメンテナンスとして、車載用プラズマクラスターイオン発生機を導入したり、車内の掃除の際には掃除の仕上げにクルマ専用の除菌消臭剤を施工したりすることで、車内の中の悪臭やウイルスまたはカビ菌を抑制することが出来るので活用してみてはいかがでしょうか。
車内清掃の頻度について
車内の清掃の頻度は、使用者によって異なりますが、一般的には、以下のような頻度で清掃をすることが推奨されています。
例えば、ペットを乗せる場合、またはタバコを吸う方が乗る場合など皮脂やタバコの煙の臭いが気になる場合には頻度を増やすことをおすすめします。
車内クリーニング専門店への依頼で車内がさらにぴかぴかに!
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まとめ
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